住宅ローンを組む前に必ず確認したいこと7選|営業歴11年が解説

住宅ローン

マイホームを考えるときに避けて通れないのが「住宅ローン」。
しかし、事前準備が不十分なまま契約してしまい、

  • 「月々の返済が思ったよりキツい…」
  • 「金利の仕組みを理解していなかった…」

と後悔する人も少なくありません。

営業歴11年で数百件以上のご相談を受けてきましたが、後悔する人には共通する“見落としポイント”があります。

そこで今回は、住宅ローンを組む前に必ず確認したい7つのチェックリストをまとめました。
初めてのマイホーム計画に、ぜひお役立てください。


1. 借入額は年収ではなく“返済可能額”で決める

ポイント

  • 銀行が貸してくれる額=返せる額ではない
  • 生活費や教育費、老後資金も考慮することが大切

目安

  • 月の返済額は手取りの20~25%以内が理想

2. 頭金はいくら用意するか

注意点

  • 頭金ゼロでも借りられるが、金利や毎月の支払いに差が出る
  • 諸費用分(建物価格の5~7%)+αは現金で準備しておくのが安心

ワンポイント

  • 頭金を出しすぎず、生活防衛資金は必ず残す

3. 金利タイプを理解しているか(固定/変動)

変動金利

  • 低金利で魅力的
  • 将来の金利上昇リスクあり

固定金利

  • 返済額が安定して安心
  • 当初の支払いは高め

例:3,000万円を35年借入

  • 変動0.6% → 月々約77,000円
  • 固定1.5% → 月々約92,000円

👉 家計や将来設計に合わせた選択が重要


4. 返済期間をどう設定するか

基本

  • 35年ローンが主流だが、返済期間が長いほど利息が増える

シミュレーション

  • 3,000万円を35年・金利1% → 利息 約550万円
  • 30年返済 → 利息 約460万円

👉 無理のない範囲で短くする or 繰上返済を活用


5. ボーナス払いを利用するか

メリット

  • 月々の返済額を減らせる

デメリット

  • 将来ボーナスが減ったときのリスクが大きい

👉 基本は月々均等払いにしておくのが安心


6. 団体信用生命保険(団信)の内容を確認したか

団信とは?

  • 契約者が死亡や重病になった場合、ローン残高がゼロになる保険

最近の種類

  • がん団信
  • 三大疾病保障
  • 全疾病保障

注意点

  • 金利に上乗せされる場合がある
  • 必要な保障だけを選ぶのがコツ

7. 将来の家計変化を想定しているか

想定すべきライフイベント

  • 出産・育児による収入減
  • 子どもの教育費ピーク
  • 老後資金準備

👉 今の収入前提だけでなく、将来の収支変化も考慮したシミュレーションが必要


まとめ

住宅ローンは「通るかどうか」よりも「安心して返し続けられるか」が重要です。

今回の7つのチェックリストを事前に確認すれば、

  • 借入額が多すぎて生活が苦しい
  • 金利選びを間違えて返済額が増えた
  • 想定外の出費で家計が圧迫された

といった後悔を避けられます。

👉 マイホームは長期戦です。
余裕を持った返済計画を立てて、安心して暮らせる住宅ローンを選びましょう。

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