注文住宅の打ち合わせでは「この金額で建てられます」と見積もりを提示されます。
しかし実際には、工事が進むうちに追加費用が発生するケースも多く、想定以上に予算が膨らんでしまうことがあります。
不動産営業として11年間お客様と関わってきた中で、特に多かった「追加費用がかかりやすい項目」を5つ紹介します。
マイホームを検討中の方は、ぜひ最初から予算に組み込んでおきましょう。
1. 外構工事
よくある追加内容
- フェンス・門柱・カーポート・駐車場コンクリート
- 植栽や庭の整備
注意点
- 多くの場合、本体価格に含まれていない
- 広さや仕様によっては数十万円〜100万円以上になることも
2. 地盤改良費
発生する理由
- 地盤調査で軟弱地盤と判定されると改良工事が必要
- セメント改良や杭打ちなど工法により費用が変わる
注意点
- 数十万〜100万円以上かかるケースも
- 契約前に「地盤改良費は別途」と小さく書かれていることが多い
3. オプション設備
代表的な例
- キッチンや浴室のグレードアップ
- 食洗機や浴室乾燥機などの追加設備
- 照明・カーテン・造作家具
注意点
- 打ち合わせの中で「せっかくだから」と追加しやすい
- 1つ1つは小額でも積み重なると大きな金額になる
4. 設計変更・追加工事
よくあるケース
- 間仕切りの追加・収納の追加
- 窓のサイズ変更や配置変更
注意点
- 打ち合わせ中の「やっぱりこうしたい」で発生することが多い
- 小さな変更の積み重ねで数十万円になることも
5. 諸費用(建物以外に必ずかかる費用)
代表的な内容
- 登記費用
- 火災保険・地震保険
- 引っ越し費用や家具・家電の購入費
注意点
- まとめると100万円前後になることが多い
- 本体価格の見積もりには含まれないので注意
まとめ
注文住宅は「本体価格」だけで判断すると、後で予算オーバーになりやすいです。
特に注意すべきは以下の5つ。
- 外構工事
- 地盤改良費
- オプション設備
- 設計変更・追加工事
- 諸費用
これらは事前にしっかり確認し、最初から総額を意識した資金計画を立てることが大切です。
後悔のない家づくりのために、予算は少し余裕を持って準備しましょう。
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